女性のためのこころとからだのケア
フラワーエッセンス療法
インナーガーデンティアラ

癒していくこと・ブログ

香川県高松市、オンライン (ZOOM) にて、
フラワーエッセンス療法 (カウンセリング)
マインドフルネスセラピー、心理占星術を中心におこなう
女性のための心のセラピールームです。
とくに親や環境からの影響で生きにくさを感じている状態からの
回復と癒し、変容を助けます。

2022-09-20 11:47:00

自分という物語を一ページずつ読んでいく

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私にとってフラワーエッセンスの個人セッションは

プラクティショナーといっしょに自分という物語を開いていくような作業です。

 

心理療法などもそれと同じです。

 

いろんなスタイルでセッションをしている人がいると思うのですが、

ハーブや漢方の処方のようにその人のためにフラワーエッセンスを処方するという考えが強いかもしれません。

正解というものがあってその正解を選べるのがプラクティショナーで

それをクライエントに取ってもらうことでクライエントは健康になることができるというイメージをもたれがちです。

 

私自身はあまりそのように思ってないところがあり

この性質や傾向が強いとかこの花のタイプに近いというのは当然あるのですが

実際どのタイミングでどの花を使うのかは

すべてはセッションの中身次第なのです。

 

単発的に終わるセッションもありますが

私のところに来てくれる人は多くは長いスパンで自分について取り組む時間として受けてくれています。

 

それは長い物語を一ページずつ読んでいくような感じでもあります。

 

私自身が心理療法など受けていても同じことを感じるのですが

今日の一時間で動くこと、出てきたこと、気づいたことは自分のかけらの一部です。

そして全貌はまだわからないことのほうが多いです。

しかし、継続していくと少しずつそのかけらのピースがあわさることがあります。

前の積み重ねのひとつひとつは微々たる変化であったり、たいして動いていないようにみえても

積み重ねることによって見えてくる面積は少し広がるのです。

 

 

物語を読むときも最初のほうはまだ何もおこっていなくてわからないことのほうが多いですよね。

まだ物語がたいして動いていないところでその本を放棄してしまう人もいます。

セッションも同じように途中でやめてしまう人も多いです。

それで満足できたり、とくに必要性を感じていないならそれもありです。

 

ただ、いつもいろんなセッションを最初のほうだけ受けて終わりにしてしまうのなら

少しもったいないとも思います。

 

肝心なところがまだ読めていないからです。

 

そしてそれは自分ひとりではなかなかできないことのほうが多いです。

 

個人セッションは自分でそのページを開いて読むことをプラクティショナーが手助けしてくれます。

フラワーエッセンスのセッションでは今日読んだところと次の読むところの間のプロセスを助けるために

エッセンスが選ばれます。

それはお互いにどう感じて、どんなニーズがあるのかがあきらかになった上で選ぶので

どのあたりに注目していくかにより、プラクティショナーによって選ばれるものは違って当然です。

 

それにより、また物語は違うものになるかもしれませんが、

辿り着くところはあまり変わらないのではないかと思います。

 

 

眠る前に少しずつ読むお話があるとそこまで読んだところで見えた展開と次への期待を胸に眠りますが

セッションも次はどうなるだろうという期待で継続できることが理想的です。

 

 

読書習慣ってその時間を確保しなければ本を読み終わることができません。

私も積読の本がたくさんありますが、少し難解な本ほど積読期間が長くなりがちですあせる

自分という物語はたぶん一番難解です(^^;)

 

これ一人で読むための時間を取れる方はかなりストイックな方です。

 

 

最近はなかなか一人で読めない本を読書会という形で複数で読んだりもします。

そういう時間が定期的にあることによって読めるのです。

 

 

継続できるためには好奇心が必要です。

 

自分についてわかっていないことについて知るための。

それがわかると急激に物語が面白くなります。

 

実際は物語というよりも自分自身におこる体験です。

実感や体験として出てきたものが

自分にとってはとても意外だったり、思わぬものだったりすると

こころは大きく動かされます。

 

それが意識としての自分とのつながり、統合ができないと腑に落ちたり、理解は難しいとは思いますが

時間をかけて統合もプラクティショナーとともにいっしょにおこなうことで理解を助けていきます。

 

 

そんな風にしていくうちに

表層にあったものが変化したり、自身の在り方も変わっていきます。

 

でもそれはほんとに根気のいる時間のかかる作業ですが

とても満足感をもたらすものでもあるようにも思います。

 

 

 

自分がおこなっているセッションについていつもうまく書けないのですが

こんな形で書いてみました。

受ける側がどんな気持ちになるのかを考えながら書きました。

 

 

ときには自分について知ることがこわくてなかなか先に進めないこともあります。

私自身が受けるときもそんなことのほうが多いかも。

そんなときは無理に進めることはなく、

何がこわいのかどんなことがあると安心できるのか、どんなニーズが必要なのか

といったことについて話し合ったりします。

こわいの正体の周辺から探る感じ。

 

どんなときもその状況、状態を尊重します。

物語は自分で作っていくものでもありますから。